WiMAXをはじめとするモバイル回線のインターネットは、「通信速度が不安」という声が良く聞こえます。
2年縛りのあるWiMAXだと、いざ使ってみて通信速度が遅かったらつらいですよね。
しかし、「通信速度が遅い」と言っている口コミには、あまり信憑性がありません。
ということで今回、実際にWiMAXを使用してみて通信速度を測定してみました!
今回使ったWiMAX
今回使ったWiMAXは、プロバイダは「BIGLOBE WiMAX」。
機種は「Speed Wi-Fi HOME L01」です。
BIGLOBE WiMAX
今回契約したのはBIGLOBE WiMAXです。
WiMAXはプロバイダ毎に通信速度に違いはありませんので、BIGLOBE以外を検討中の方も参考にしてください。
BIGLOBE WiMAXを選んだ理由は、初月利用料が無料という理由からです。
初期契約解除する予定ですので、日割りの利用料を請求されないBIGLOBEにしました。

BIGLOBE WiMAXは、高額キャッシュバックと格安SIMの「BIGLOBEモバイル」
とセットで利用すると料金が安くなることで人気だよ。

ふーん。パーマーさんのイチオシですか?

うん。おすすめのプロバイダだよ。料金も安いし、他にもメリットが多いからね。
詳しくはこちら!
BIGLOBE WiMAX総まとめ!料金・メリット・デメリット
機種は「Speed Wi-Fi HOME L01」
使用した機種はホームルーターの「Speed Wi-Fi HOME L01」(以下L01)です。
L01は電源に接続して使います。
持ち運びして使用することはできませんが、
アンテナが高感度で電波の受信が良くて通信速度に優れる機種です。
自宅用で光回線の代わりとして使っている人もいます。
回線工事が必要ない分、初期費用が安くてコストがかからないのが人気です。
自宅でメインに使う人には、モバイルWi-FiルーターよりこのL01がおすすめです。
2.5GHzと5GHzの2つのWi-FiとLANケーブルを全て同時に使えるのも特徴です。

WiMAXは機種で通信速度が全然違うからね。

L01は速いんですか?

数字上では最新機種のW05の方が速いけど、
実際の通信性能ではL01が最高だろうね。
通信速度測定!
お待たせしました。
端末が到着致しましたので、いよいよ通信速度を測ってみます。
ちなみに使用したスマホはiPhone7 、測定したのはアプリの「SPEEDTEST」です。
設置場所・時間帯を変えてWi-Fiを測定
通信速度は時間帯によって通信速度が違います。混雑する夜間などでは通信速度は遅くなりがちです。
特にその夜間での通信速度が気になる部分だと思いますので、しっかり測定してきました。
また、WiMAXのような電波で通信するインターネット回線は、同じ部屋の中でも通信速度が異なりますので、
電波の良さそうな窓際と、電波の入りにくそうな部屋の奥で、それぞれ測定しました。

WiMAXはお部屋の中の細かい設置場所で通信速度が変わるんだ。
特にWiMAXの電波は建物による干渉を受けやすいという悪評がありますので、しっかりチェックしましょう。
昼12時
下り | 上り | PING | |
窓際 | 28.06Mbps | 6.00Mbps | 90 |
部屋の奥 | 25.86Mbps | 3.05Mbps | 87 |
夜21時
下り | 上り | PING | |
窓際 | 11.36Mbps | 1.19Mbps | 80 |
部屋の奥 | 6.20Mbps | 1.47Mbps | 66 |
表を見てもらうとわかると思いますが、通信速度はかなり優秀です。
思ったほど窓際と部屋の奥で通信速度に差は付きませんでしたが、やはり窓際の方が速いですね。
WiMAXも夜間の通信速度が遅いことが判明しました。
夜間の通信速度制限と言えば、SoftBankAirのデメリットとしても言われていますが、
WiMAXも通信速度は遅くなるようです。
光回線でも夜間の通信速度は遅くなることがあるので、下り10Mbpsは十分な性能と言えるのではないでしょう。

下り10Mbpsって速いんですか?

下り6MbpsあればHD画質の動画を見れるよ。
下り10Mbpsあら4K動画も見られるレベルだね。
ハイスピードモードとハイスピードプラスモード比較
続いてはハイスピードモードとハイスピードプラスエリアモードの通信速度の以外を測定してみました。
ハイスピードモードとは、WiMAX2+回線を利用して通信をするWiMAXの通常通信モードです。
ハイスピードプラスエリアモードは、WiMAX2+回線に加えてau 4G LTE回線も使用する通信モードです。
ハイスピードプラスエリアモードには、通信量の制限があり、加えて別料金もかかりますが、3年プランで契約しているので無料で利用できました。
では通信速度を見てみましょう。
下り | 上り | PING | |
ハイスピードモード | 11.36Mbps | 1.19Mbps | 80 |
ハイスピード プラスエリア モード |
7.56Mbps | 0.67Mbps | 110 |
表を見てもらえばわかると思いますが、ハイスピードモードの方が通信速度が速いという事がわかりました。
理論的には2つの回線を使用するハイスピードプラスエリアモードの方が速いはずですが…

ハイスピードプラスエリアモードは、やはり郊外に行った時用のモードなんだね。
面白いことがわかりました。
LANケーブルで接続してみた!
L01のもう一つの良い所は、LANケーブルを使った有線接続ができることです。
有線で接続した時の通信速度も測定してみました。
PS4を使って測定します。
下り | 上り | |
LANケーブル | 11.6Mbps | 1.1Mbps |
Wi-Fi | 11.3Mbps | 1.2Mbps |
通信速度は殆ど変わりませんでした。
有線ならもう少し速いと思ったのですが⋯
SoftBank AirとWX04のクレードルもあるので試してみましたが、
それらは断然有線の方が速かったです。

オンラインゲーム以外では有線は使わないかもね。
まあ通信の安定感は良いはずですので、オンラインゲームは有線の方がいいと思いますが、少し残念な結果となりました。
WiMAXのお申込みはこちら
まとめ
- 昼間の通信速度は、下り約28Mbpsでかなり速い
- 夜間の通信速度は、下り約10Mbpsで遅くはない
- ハイスピードモードの方が速い場合もある
- 有線よりWi-Fiの方が速い場合もある?
- ホームルーターはかなり高性能
結論としては十分過ぎる性能があるのではないでしょうか。
マンション備え付けの光回線よりも優れているかもしれません。
WiMAXのホームルーターは、固定回線の代わりとしてもおすすめできます!