回線工事不要でお手軽さで、それでいて非常に速い通信速度を誇り、今最もコスパがの高いインターネットサービスと言われる「ホームルーター」。
特にWiMAXのホームルーターは性能が高く、使い放題で人気ですね。
WiMAXのホームルーターとしは、HUAWEI製の「Speed Wi-Fi HOME L01s」(以下L01s)が長らく主力として活躍してきましたが、
そのL01sを凌ぐ高機能・高性能を備えた新ホームルーター「WiMAX HOME 01」(以下HOME 01)が、NEC(日本電気)から新たに発売されました。
今回は、そのHOME 01の特徴や性能を徹底解剖していきます。
また、L01sと比べてどれくらい進化したのか、はたまたそれほど進化していなくて購入はやめておいた方がいいのか。
徹底比較もしていきます!

WiMAXのホームルーターと言えばL01sがありましたよね。
なんか違うんですか?

下の方で詳しく比較するけど、L01sはHUAWEI製で、HOME 01はNECだ。
機能や性能もかなり進化しているよ。
WiMAX HOME 01のスペック
HOME 01のスペックは下記の表のとおりです。
次の章でL01sと詳しく比較検証しますが、スペックとしてはこれまでWiMAXの機種比べてそれほど変わり映えはしません。
ただ、HOME 01は機能による性能に優れる機種ですので、スペックはあまり気にしないで次に行きましょう!
製造元 |
NECプラットフォームズ
|
サイズ |
幅70×高さ155×奥行き100mm
|
重さ | 338g |
対応ネットワーク | ・WiMAX2+ ・au 4G LTE |
通信速度 |
下り最大440Mbps
|
Wi-Fi |
・IEEE802.11ac/11n/11a
(5GHz帯) ・IEEE802.11n/11g/11b (2.4GHz帯) |
最大同時接続台数 |
・Wi-Fi:20台(5GHz10台、2.4GHz10台)
・LANポート:2台 |
同梱物 |
・ACアダプタ
・つなぎかたガイド(保証書付) ・「らくらく QR スタート」用 QR コード
|
WiMAX HOME 01の特徴!優れた機能と高速通信
では、HOME 01がどんなモデルなのか。その特徴を詳しく解説していきます。
機種としての特徴を解説していきますので、WiMAXのホームルーター全体の特徴を知りたい方は、
こちらの記事を参照ください。
新機能!「WiMAXハイパワー」搭載

HOME 01はWiMAXハイパワーが搭載された唯一のホームルーターです。(2018年12月現在)
WiMAXハイパワーとは、電波受信状況が悪い時に発揮される機能で、電波の届きづらい場所での通信速度を向上させます。
WiMAX回線は建物の干渉を受けやすく、建物内部や部屋の奥などで電波が届きづらいという不評がありましたが、
それを改善させる機能となりました。

WiMAXは結構電波が弱いっていう評判が多かったんだ。

WiMAXハイパワーがあれば、だいぶ良くなりそうですね!
「ワイドレンジアンテナ」で電波受信が強い!通信速度が速い!

ホームルーターやモバイルWi-Fiルーターなどの、電波で通信を行うモバイル回線のインターネットは、電波の受信強度が通信速度に大きな影響を与えます。
つまり、アンテナ性能が高く電波を受信しやすい機種ほど通信速度が速いということです。
HOME 01ではワイドレンジアンテナという特許出願中の新しい高性能アンテナが搭載されています。
ワイドレンジアンテナは、あらゆる方向からの電波を効率よくキャッチすることができ、電波受信強度を強めることができます。
回線の電波だけでなく、Wi-Fiの電波の受信送信感度も良くすることができ、ダブルで通信速度を向上させます。
NECによると、このワイドレンジアンテナとWiMAXハイパワーにより、電波の届きづらい場所での通信速度が約70%向上すると発表されています。

70%って相当じゃないですか!?

あくまでも電波受信強度が悪い場所での数値ね。
アンテナ性能の高さは通信速度に直結する部分だから一番重要とも言える性能だよ!
「ビームフォーミング技術」でWi-Fi接続が強い!

ビームフォーミング技術とは、イメージ的にはWi-Fiの電波を接続する端末に向かってピンポイントで照射する技術です。
HOME 01とスマートフォンなどの端末とのWi-Fi接続強度をアップさせ、通信速度もアップします。
また、離れた場所でもより強度の高いWi-Fi接続が可能となります。
NECのによると、ビームフォーミング非搭載の機種と比べて通信速度が約20%向上するらしいです。

でもビームフォーミングは接続する端末側(スマホやパソコン)もビームフォーミングに対応していなとむしろ通信速度が遅くなることもあるんだ。

え。

でも、最近のスマホとからならたいてい対応しているよ。
古いパソコンとかを使う時は注意した方がいいかな。LANケーブルで接続するとか。
アプリで簡単操作!「電波インジケーター」も搭載

HOME 01本体は、シンプルなデザインを追求しているので、modeボタンとアップデートボタンの2つしかありません。
細かい設定の変更などはスマートフォンアプリを使って行います。
Wi-Fiの細かい設定や、データ通信量の確認などアプリを使えば、あらゆる設定の変更や確認ができます。
このアプリで特に注目の機能が電波インジケーターです。
電波受信強度を12段階の細かいレベルで確認することができます。
HOME 01本体でもランプで電波受信強度は確認できますが、4段階の表示で細かいレベルまではわかりません。
12段階中10の電波受信レベルでも、MAXの4が表示されるのです。
上述もしましたが、モバイル回線のインターネットの通信速度は電波受信強度が大きく影響を与えます。
同じ部屋の中でも電波の入りやすい場所と入りづらい場所があり、設置する場所によって通信速度も大きく変わるので、最適な設置場所を探せる電波インジケーターは非常に重宝する機能です。

電波受信インジケーターはモバイルWi-Fiルーターの「WX04」とかにも搭載されていた機能なんだけど、かなり使える機能だよ。
ほんの数メートル、受信レベル1〜2の違いでも通信速度は結構違うんだ。
「Wi-Fi設定お引越し機能」で設定簡単!
Wi-Fi設定お引越し機能とは、以前使っていたWi-FiルーターのWi-Fi設定を、HOME 01に引き継がせる機能です。
これを使えば、お使いのスマートフォンなどにまた新たにパスワードを入力する必要なくWi-Fiに接続することができるようになります。
スマートフォンやパソコン、ゲーム機などとたくさんのデバイスを接続している人にとってはかなり嬉しい機能ですね。
また、友人などにまた新たにパスワードを入力してもらう手間も省略することができます。

僕あの長いパスワード入力するの苦手だったんですねよ〜。
これは楽だ。
WiMAX新旧ホームルーター「HOME 01」×「L01s」徹底比較
では、いよいよHOME 01とL01sは何がどれくらい違うか比較して違いを検証していきましょう。
まずはスペックからです。
HOME 01とL01sのスペック比較
HOME 01 | L01s | |
製造元 | NECプラットフォームズ | HUAWEI |
サイズ | 幅70×高さ155×奥行き100mm |
幅93×高さ180×奥行き93mm
|
重さ | 338g | 450g |
対応ネットワーク | ・WiMAX2+ ・au 4G LTE |
・WiMAX2+ ・au 4G LTE |
通信速度 |
・下り最大440Mbps |
・下り最大440Mbps
・上り最大30Mbps |
Wi-Fi | ・IEEE802.11ac/11n/11a (5GHz帯) ・IEEE802.11n/11g/11b (2.4GHz帯) |
・IEEE802.11ac/11n/11a
(5GHz帯) ・IEEE802.11n/11g/11b (2.4GHz帯) |
最大同時接続台数 | ・Wi-Fi:20台 (5GHz10台、2.4GHz10台) ・LANポート:2台 |
・Wi-Fi:40
(5GHz20台、2.4GHz20台) ・LANポート:2台 |
同梱物 | ・ACアダプタ ・つなぎかたガイド(保証書付) ・「らくらく QR スタート」用 QR コード |
・ACアダプタ
・Ethernetケーブル ・取扱説明書 ・保証書 |
赤文字と青文字で記入したところが違いポイントです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
「サイズ・重量・見た目」
L01sと比べるとHOME 01はサイズ的にも重量的にもコンパクトになりました。
奥行きだけ少し長くなりましたが、重量は約30%削減され、見た目にはかなりコンパクトになったように見えます。
デザイン的には賛否両論ありますが、個人的には両方ホワイトを基調としてシンプルなデザインで、あまり変わらないように感じます。

サイズ的にはHOME 01の方が全体的に小さくなったし軽くなったよ。
「最大通信速度」上り速度が若干向上
下り最大通信速度は440Mbpsと同じ数値です。
上り最大通信速度はHOME 01は75Mbps、L01sは30Mbpsと大幅に向上しています。
しかし、HOME 01の75Mbpsはハイスピードプラスエリアモードを使った場合の通信速度で、
通常のハイスピードモードではL01sと同じ30Mbpsです。
最大通信速度はほぼ進化していないと考えて良いでしょう。

最大通信速度は実質はたいして変わらないんですね。
「実行通信速度」HOME 01の方が期待値大!
最大通信速度では違いがない2つの機種ですが、実際に使った時の通信速度には大きな差があります。
電波受信強度がモノを言うモバイル回線のインターネットでは、光回線以上に最大通信速度は当てになりません。
最大通信速度はあまり気にしなくてもいいでしょう。
L01sにはWiMAXハイパワー、ワイドレンジアンテナ、電波インジケーターなどの電波受信強度を上げる様々な機能がありません。
それは通信速度に直結する機能ですので、実際の通信速度はHOME 01の方が圧倒的に期待ができます。

WiMAXハイパワーとかの機能はL01sにはないんですね。

だから電波受信感度の良さはHOME 01の方が優れるよ。
つまり実際の通信速度はHOME 01の方が上だね!
「同時接続台数」L01sの方が上
Wi-Fiの同時接続台数はHOME 01は20台(2.4GHz10台、5GHz10台)、L01sは40台(2.4GHz20台、5GHz20台)となっています。
L01sの方が2倍の端末を同時に接続可能と、圧倒的に優れた能力を持っています。
HOME 01も最大20台と十分な数値ではありますが、パーティーなどたくさんの友人を招いた時などに足りなくなる可能性はありますね。
もし、そのような大量のデバイスを接続する使い方をする人は注意した方がいいでしょう。

HOME 01がL01sに唯一劣るのがWi-Fi接続台数だね。
Ethernetケーブルが付属しなくなった
Ethernetケーブルとは一般的なLANケーブルのことです。
L01sでは試供品ではありますがこのEthernetケーブルが付属してきました。
しかし、HOME 01では付属してきません。
持っていないければ、有線接続するには別売りで電気屋さんなどで購入する必要があります。

LANケーブル持ってないから買いに行かなくちゃー
アプリが使いやすいHOME 01
上述もしましたが、HOME 01は細かい設定などはスマホアプリの「NEC WiMAX 2+ Tool」を使って行います。
SSIDのパスワード設定などアプリを使えばかなり細かい設定ができ、
電波インジケーターもこのスマホアプリで使える機能です。
一方L01sでは、Webブラウザの「Speed Wi-Fi HOME設定ツール」で細かい設定を行う機能があります。
こちらもHOME 01同様かなり細かい設定が可能です。
ただ、HOME 01のアプリと違い、電波インジケーターはないので、細かい電波受信強度の確認まではできず、
本体の4段階表示のレベルランプで確認するしかありません。
また、アプリに比べると起動するのに若干手間がかかりますので、使い勝手の良さではHOME 01に少し軍配が上がると言えるでしょう。

やっぱりアプリって使いやすいよね。
電波インジケーターもアプリならすぐに開けて使えるよ。
結論!料金もほぼ変わらいから、これから買うならHOME 01!
これからWiMAXでホームルーターを購入するならHOME 01かL01sのどちらを購入するか。
結論から書きますと、HOME 01一択と考えて良いでしょう。
なぜなら、料金は変わらないのに機能や性能はHOME 01の方が優れるから!
これまで読んでいただいてわかったと思いますが、全体的に機能・性能はHOME 01の方が優れます。
特に、HOME 01はアンテナ性能に優れるので、使う環境を問わず高い通信速度を発揮してくれるでしょう。
料金は様々なプロバイダを調査しましたが、HOME 01もL01sも変わりません。
端末価格も月額料金もキャッシュバック金額も契約期間も大体同じです。
プロバイダによって若干違うところもありますが。
最近何かと世間を騒がせている中国のHUAWEIに対して、国内の老舗企業NECというメーカー的にも安心ですしね。
料金も契約期間も同じなら、少しでも性能が高い機種の方が良いですよね。
という訳で、これからWiMAXでホームルーターを利用するならHOME 01がおすすめです!

あえてL01sを購入する理由はあまりないね。
Wi-Fi同時接続をたくさんしたいなら別として。

料金が同じならそうですねー。
HOME 01を使うならここだ!おすすめプロバイダトップ3
では、そのHOME 01を利用するならどのプロバイダで申し込むべきか。
おすすめのプロバイダを紹介します!
第1位 GMOとくとくBB

とにかく安い料金で利用したいならGMOとくとくBBがおすすめだよ!
GMOとくとくBB は安さが売りのプロバイダで、最新機種のHOME 01も最も安い料金で利用することができます。
その月額料金は約3,200円。本家UQ WiMAXと比較すると1,000円以上も安い料金となります。
キャッシュバックを受け取り忘れるトラブルが多いという悪評もありますが、月額料金割引キャンペーンで申し込めばその心配もなく非常に安い料金で利用することができます。
さらにauスマートバリューmineを適応するこもできるのでさらにauスマホユーザーならさらに安い料金で利用可能です。
月額料金割引キャンペーンの利用料金
初月利用料金 | 1〜2ヶ月目利用料金 | 3ヶ月目〜利用料金 |
2,170円日割り | 2,170円 | 3,260円 |
GMOとくとくBB申し込みはこちら
第2位 BIGLOBE WiMAX2+

僕は口座振替が良いからBIGLOBE WiMAX2+にしようかな。
BIGLOBE WiMAX 2+は口座振替が最安のプロバイダです。
GMOとくとくBB、So-netと比べると若干高いですが、口座振替でこれほど安い料金で利用できるプロバイダは他にありません。
また、22カ月以上利用すると最新機種に無料で機種変更できる特典や、格安スマホのBIGLOBEモバイルを利用すれば、
月額200円お得になる特典もあります。
auスマートバリューmineも適応可能なので、口座振替で利用したい人には一押しです。
クレジットカード利用料金
初月利用料金 | 1〜2ヶ月目 利用料金 |
3〜24ヶ月目 利用料金 |
25ヶ月目〜 利用料金 |
平均月額利用料金 |
0円 | 2,695円 | 3,380円 | 4,380円 | 3,713円 |
口座振替利用料金
初月利用料金 | 1〜2ヶ月目 利用料金 |
3〜24ヶ月目 利用料金 |
25ヶ月目〜 利用料金 |
平均月額利用料金 |
0円 | 3,145円 | 3,830円 | 4,380円 | 3,879円 |
BIGLOBE WiMAX2+申込みはこちら
第3位 So-netモバイルWiMAX2+

無料で機種変更できるSo-netも捨てがたいよー。
So-net モバイル WiMAX 2+は、GMOとくとくBBに次いで料金の安いプロバイダです。
auスマートバリューmineも適応可能となっています。
BIGLOBE WiMAX2+と同じく22ヶ月目以降に最新機種に機種変更可能で、最新機種を使い続けたい人にはGMOとくとくBBよりもおすすめと言えるでしょう。
また、So-netモバイルWiMAX2+は端末補償やセキュリティサポートなどのサポートサービスが充実している特徴もあり、GMOとくとくBB、BIGLOBE WiMAX2+と並ぶおすすめのプロバイダとなっています。
So-netモバイルWiMAX2+の利用料金
初月利用料金 | 1〜2ヶ月目利用料金 | 3ヶ月目〜利用料金 |
0円 | 3,380円 | 3,380円 |