WiMAXから新機能WiMAXハイパワーを搭載した、新モバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi Next WX05」(以下WX05)が2018年11月に新たに登場しました。
今回は、このWX05の性能やスペックなどについて詳しくまとめていきたいと思います。

WX05はWiMAXの最新のモバイルWi-Fiルーターだよ。

へー。どんな機種なんですが?

それを今回詳しく解説していくよ。
WX04で好評だったアンテナパワーを増強するクレードルは健在なのか、
通信速度はアップしたのか、など気になる部分の多いWX05。
前モデルWX04や、もう一つの最新機種W05との違いなどについても詳しく解説していきます。
一番安いプロバイダなども徹底調査してきましたので、是非最後までチェックしていってください。
WX05のスペック
まずは、WX05の公表されているスペックを確認しましょう。
サイズ | 111×62×13.3mm |
重さ | 本体128g |
対応ネットワーク | WiMAX2+ au 4G LTE |
通信速度 |
下り最大440Mbps
|
Wi-Fi |
2.4GHz、5GHz
(IEEE 802.11a/b/g/n/ac) 最大866Mbps |
最大同時接続台数 |
Wi-Fi 10台
USB 1台またはBluetooth3台 |
電池容量 | 3,200mAh |
連続通信時間 |
ハイスピードエリアモード
・おまかせ一括:約8.1時間 ・スタンダード:約11.5時間 ・バッテリ持ちを優先:約14時間 ・エコモード(Bluetooth接続):約18時間 ハイスピードプラスエリアモード ・おまかせ一括:約8時間 ・スタンダード:約10.5時間 ・バッテリ持ちを優先:約13.3時間 ・エコモード(Bluetooth接続):約16.8時間 |
WX05の特徴!新機能!
ぶっちゃけスペックだけを見てもそこまで変化したようには見えませんせんね。
しかし、WX05は機能がかなり進化していて、その機能こそが魅力的となっています。
そのWX05の特徴的な機能について紹介します。

モバイルWi-Fiルーターは、スペックよりも機能が大切なんだ!
WX05は、他のモデルにはない新機能が搭載されていて機能はかなり進化しているよ。
電波が悪くても高速通信!「WiMAXハイパワー」
WiMAXハイパワーはWX05から新しく搭載された新機能です。
W05にもWX04にも、ホームルーターのL01sにも搭載されていません。
WiMAXハイパワーは、電波が悪い時の通信速度を向上させる機能で、最大約20%通信速度をアップさせることができます。
モバイルWi-Fiルーターは電波受信が良くないことが多いので、かなり効果的な機能となってくれるでしょう。
特にWiMAXは屋内などの建造物による障害で電波受信が悪くなることがあるので、かなりの通信速度の向上が期待できるでしょう。

WiMAハイパワー、なんか強そう

この機能のお陰で、電波受信が良くない場所での通信速度が向上するんだよ。

電波受信が良い時は?

電波が入りやすい場所で、電波受信が最大だったら意味ないね。
でも、電波受信が最大になる場所なんてあんまりないし、探すのも大変だから実際はかなり使える機能と思って間違いないよ。
空いてるWi-Fiチャンネルがわかる!「Wi-Fiインジケーター」
WX05では、2.4GHz帯のWi-Fiの使用状況を確認することができ、空いているチャンネルのWi-Fiに接続することができます。
空いているチャンネルなら、より安定した快適な通信ができるのです。
2.4GHzのWi-Fiにはいくつかのチャンネルがあります。(WX05で選べるのは3つのチャンネル)
近所の人や、他の電化製品でもWi-Fiを使っている場合、同じチャンネルのWi-Fiを使用すると電波が混戦して通信速度が不安定になってしまうことがあるのです。
特に外出先なら、Wi-Fiスポットも多々ありますし、モバイルWi-Fiルーターを使っている人も多いので、Wi-Fi電波は結構入り乱れています。
WX05では、そのチャンネルの使用状況をインジケーターによって確認でき、空いているチャンネルを簡単に探すことができます。

Wi-Fiインジケーターがあれば、空いているチャンネルに接続できるから、より安定した通信ができるんだ!

5GHzのWi-Fiではこの機能は使えないんですか?

そうなんだ。
主に外出先で便利な機能だね。
Wウィングアンテナ&ビームフォーミング搭載クレードル
WX05のクレードルは、ただの充電台ではありません。
通信速度を向上させる2つの機能があります。
Wウィングアンテナは、クレードルに搭載された外付けアンテナのことで、電波受信感度とWi-Fi接続強度をアップさせ、通信速度をアップさせてくれます。
ビームフォーミングとは、スマートフォンなどの端末に向けてWi-Fiの電波をピンポイントで送信する技術のことです。
イメージ的には、扇風機の首振りを止めて一点に向って風を送る感じで、接続強度をアップさせて通信速度もアップします。
これらの機能は全モデルのWX04から搭載されていた機能で、この高性能クレードルはWXシリーズの最大の特徴となっています。

クレードルに置いて使えば、アンテナ性能がかなりアップするから、モバイルWi-Fiルーターとは思えない通信性能を発揮するよ。
LANポートも付いているから有線接続もできるし。

外でも自宅でも使いたい僕にはぴったりかも
W05、WX04と比較
WX05とWX04はNEC製の機種で、WX05はWX04の後継機になるんだ。
W05は?
W05はHUAWEI製の機種でメーカーが違うんだね。
現在WiMAXのモバイルWi-Fiルーターの主流は、このWX05、W05、WX04、の3機種です。
この3機種を比較して、どれが一番良いのか検証していきましょう。
通信速度!最大通信速度はW05、実行通信速度はWX05に分があり
通信速度は、WX05とWX04は下り最大440Mbps、W05は下り最大758Mbpsとなっています。

なーんだ。
じゃあW05の方が速いんだ。

いや、単純にそうではないんだよ。
というよりもWX05の方が通信速度の速さは期待できるよ。
W05の下り最大758Mbpsは限定的な数値ですので、実際の通信速度とはあまり関係がありません。
東京、名古屋、大阪の一部の地域で、ハイスピードプラスエリアモード(WiMAX2+とau 4G LTE回線を両方同時に使う機能。別料金がかかる)を使った時の理論上の数値です。
かなり使う場合が限られますし、ハイスピードプラスエリアモードは制限も多いのであまり使うことのない機能でしょう。
何よりモバイルWi-Fiルーターの通信速度は、電波受信感度が何より物を言います。
新機能WiMAXハイパワーが搭載された分、実際の通信速度速度はWX05の方が期待できます。
機能!WX04から大幅進化
WX04と比べると、機能面ではWiMAXハイパワーとWi-Fiインジケーターが新たに搭載されました。
なくなった機能などは特にないので、機能面では圧倒的にWX04よりも優れると言っていいでしょう。
W05にも、WiMAXハイパワーとWi-Fiインジケーターはありません。
しかし、W05には「Wi-Fiお引越し機能」という独自機能があります。
以前に使っていたモバイルWi-FiルーターのWi-Fi設定を引き継ぐことができます。
また、上述もしましたが、ハイスピードプラスエリアモードでも最大758Mbpsの通信ができるWX05にはない機能があります。

WX05には「WiMAXハイパワー」と「Wi-Fiインジケーター」という独自機能があって
W05には「Wi-Fiお引越し機能」という機能があるね。
バッテリー(使用時間)はWX05とWX04が優れる
バッテリー容量 |
ノーマルモード
使用時間 |
|
WX05 | 3200mAh | 11.5時間 |
W05 | 3200mAh | 11.5時間 |
WX04 | 2750mAh | 9時間 |
W05は上記の2つのモデルよりもバッテリー容量が少なく、使用時間も短めです。バッテリー容量的にはWX05とWX04は同じで、連続使用時間も同じとなっています。

バッテリー容量を求める人なら、W05はあまりおすすめできないね。
クレードル性能はWXシリーズが上!WX04からの進化はなし
上述もしましたが、WX05のクレードルにはWウィングアンテナがビームフォーミング技術が付属します。
これはWX04にも搭載されている機能で、WX05で新たに進化したポイントはなく、クレードルの性能はWX04と変わりません。
また、W05にもクレードルはありますが、LANポートが付属するくらいで特に通信速度を向上させる機能はありません。
自宅での使用がメインで、クレードルを購入するつもりならWX05かWX04の方がおすすめです。
WX05ではクレードルも進化させてくるかなと思ったけど、特に進化はしていないみたいだね。
結論!WX05は一番おすすめ!
結局この機種は買いなのか、それとも別の機種にした方が良いのか。
結論から言いますと、WX05はとてもおすすめで買いです。
なぜなら、まず機能と性能に優れ、価格的にも他の機種と比較した変わらないからです。
どこのプロバイダで比較しても、WX05とW05、WX04の料金的な差は殆ありません。
また、どの機種も3年プラン限定で受け付けているところが殆どですので、機種毎の料金によるアドバンテージはないと言って良いでしょう。
だったらWiMAXハイパワー搭載で、電波受信状況が良くなくても高レベルな通信が期待できるWX05が一番おすすめと言っても良いでしょう。
W05は最大通信速度に優れますが、ハイスピードプラスエリアモードにしなくては意味がないのではっきり言って微妙な能力です。
その点WX05に搭載されたWiMAXハイパワーと、Wi-Fiインジケーターは結構使える機能です。
WX04と比較しても完全に上位互換の機種ですので、いまさらWX04を選ぶ必要がありません。
WiMAXでもモバイルWi-Fiルーターを申し込むならWX05がおすすめです!

WX05、W05、WX04は、どれも殆どのプロバイダで3年プラン限定で同じ料金で販売されているんだ。
だったら機能に優れるWX05がダントツでおすすめだね。
料金は?一番安いプロバイダはどこ?
WiMAXはプロバイダによって取り扱っている機種は異なります。
また、料金や機種代金も全然違います。
キャンペーンなども含めると、トータルで数万円も料金が違ってくることもありますので、プロバイダ選びは慎重に行いましょう。
WX05を安く利用できるおすすめプロバイダをランキングで紹介します。
第1位「GMOとくとくBB」
WX05を利用するなら「GMOとくとくBB 」が最も安く利用できます。
GMOとくとくBBの月額料金割引キャンペーンで申し込めば、
データ通信量無制限のギガ放題が3年間月額3260円で利用できます。
また、auスマホユーザーなら、auの利用料金が毎月1,000割引されるauスマートバリューmineを適応でき、
auスマホユーザーなら実質2,000円強という破格の料金で使い放題での利用が可能です。
月額料金割引キャンペーン3年プラン利用料金
第2位「So-netモバイルWiMAX2+」
次にWX05を安く使えるのは「【So-net モバイル WiMAX 2+】 」です。
So-netもauスマートバリューmineを適応することができ、auスマホユーザーはさらにお得に利用することができます。
3年プランのギガ放題が月額3,380円で利用できます。
GMOとくとくBBより月額約100円〜200円位高い料金となります。
しかし、So-netは端末補償やセキュリティソフト、サポートサービスなどの月間総額1000円以上のサービスを1年間無料で利用できる手厚いサポートを受けられます。
また、22か月目以降に無料で最新モデルへ機種変更できるサービスも行っていて、サポート・サービス面ではGMOとくとくBBよりも優れていると言えるでしょう。
3年プラン利用料金
初月利用料金 | 1〜2ヶ月目利用料金 | 3ヶ月目〜利用料金 |
0円 | 3,380円 | 3,380円 |
第3位「BIGLOBE WiMAX2+」
次にWX05を安く利用できるのは、「BIGLOBE WiMAX 2+」です。
3年目以降に料金が上がるので、3年間平均月額3,700円ほどになります。
GMOとくとくBB、So-netと比べると若干料金は高く感じてしまいますね。
auスマートバリューmineを適応することができ、So-netと同じく22か月目以降に最新モデルへの機種変更を受けられる特典があるのでおすすめのプロバイダです。
また、BIGLOBEは料金は若干高くなってしまいますが、口座振替で申し込むことができます。
クレジットカード支払いよりも、トータル約6,000円、3年間にして月額150円くらい高くなる計算になります。
口座振替可能プロバイダとしては最安のプロバイダです。
3年プラン クレジットカード払いの利用料金
初月利用料金 | 1〜2ヶ月目利用料金 | 3〜24ヶ月目 利用料金 |
25ヶ月目〜利用料金 | 平均月額利用料金 |
0円 | 2,695円 | 3,380円 | 4,380円 | 3,713円 |
3年プラン口座振替の利用料金
初月利用料金 | 1〜2ヶ月目利用料金 | 3〜24ヶ月目 利用料金 |
25ヶ月目〜利用料金 | 平均月額利用料金 |
0円 | 3,145円 | 3,830円 | 4,380円 | 3,879円 |